JAL機体工場見学記
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滑走路見学
ここからは、滑走路の見学について書きたいと思います。
滑走路の見学と言いましても、
実際に滑走路を歩けるわけではありません。
格納庫から滑走路ギリギリのところまで移動して
滑走路を見学するスタイルです。
滑走路見学には、日によって当たりハズレがある
滑走路の見学には、日によって当たりハズレがあります。
その理由についてご説明します。
ご存知のとおり、
羽田空港には滑走路が4本あります。
通常、滑走路は平行した2つの滑走路を使用します。
離陸用と着陸用です。
どのペアの滑走路を使用するかは、その時の風向きによって決まります。
基本的に飛行機は、向かい風の状態で着陸します。
それで、向かい風が吹いている方向の滑走路を使用するのです。
もし、JALの格納庫の目の前の滑走路が使用されていれば、
目の前で飛行機の着陸を見ることができます。
一方、目の前の滑走路が使用されていないとすると、
飛行機は1機たりとも着陸していきません。
残念ながら、静寂の滑走路を延々と眺めるはめになってしまうわけです。
幸い、私が訪れた日は目の前の滑走路が着陸のために使われていました
見学時間中に4機ほどの着陸を間近で見ることが出来ました。
JALの飛行機は1機も着陸せず。。。
飛行機が次々に着陸してくる様子を眺めるのは、
本当に感動します。
羽田空港に行けば、いつでも飛行機の着陸は見られるのですが、
同じグランドレベルで着陸を見るのは、
展望デッキから眺めるのとは全く違います!
ぜひ味わってほしい光景です。
残念だったのは、JALの航空機が1機も着陸してこなかったこと。
時間的にタイミングが悪かったのですね(悲) 残念。
説明をしてくださったCAさんも、
「御社の飛行機が着陸しませんね~」
と、話をつなげるのにやっとという感じでした。
それでも、飛行機のライトが見えてからどんどん近づいてきて、
目の前の滑走路に無事に着陸する姿は、本当に感動です!
こちらは実際にJALの工場見学に行かれたかたの動画です。
逆噴射の音に耳を傾けよう
JALの飛行機は着陸してきませんでしたが、
逆噴射の音をしっかりと聞くことができたのは収穫でした。
飛行機がランディングしたすぐあと、
「ゴーーーーーーーーーーッ!」
っと、地を這うようにして迫ってくる逆噴射の音と振動を体全体で感じれるのは、世界広しといえどもここだけです!
滑走路と同じグランドレベルにいなければ味わえません。
本当に、本当に、皆さんに味わっていただきたいです。
ちょっと遠いですが、写真をもう一枚。
↓↓↓
ちなみに航空機が着陸可能な時間的間隔をご存知でしょうか?
全く飛行機に疎い友人にこの質問をしたら、「30分」という答えが返ってきました。
「そんなわけないだろっ!」とツッコミをいれておきました。
さて、答えですが、なんとわずか2分だそうです。
航空機が着陸すると周りの気流が乱れるそうなんですが、
2分あれば気流の乱れが元に戻るとのことで、
2分間隔での着陸が可能なんだそうです。
確かに、私たちが着陸を見守っている間も、2分くらいの間隔で
次から次へと飛行機が着陸してました。
山手線を超えるダイヤです。
滑走路に足を踏み出すのは絶対にやめようね
さて、滑走路に足を踏み出すのはなぜダメなんでしょうか?
CAさんが説明してくださいましたが、
滑走路というのは、法律でしっかりと守られている特別な領域なのだそうです。
だから万が一滑走路を歩いたりすると、空港警察のお世話になるハメに。。。
冗談でも1歩踏み出すと、それはあなたの人生を踏み外す1歩となりますので、
絶対にやめましょうね。
格納庫から足を一歩踏み出すと滑走路の地面を踏めます。
が、空港警察のお世話になってしまうようですのでやめましょう。
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